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少年悪魔
第15章 苦悩
「うん、知ってるよ。俺、学祭から帰る時に会ったからね。ハルに会いたがっていたから、今日辺り、会うだろうとは思ってた」
「…」
「俺もエリーと昨日話したよ。お前と繭ちゃんのこと。だから、何言われたかは大体判ってる」
そう前置きして、礼也が話し始めた。
「ハル。酷なこと言うけど、エリーは本当のことしか言わないよ」
酷薄さを感じる瞳が、遥斗を捉える。
「俺は繭ちゃんに興味はあったけど、それ以上の感情はない。手を出して彼女から精気がなくなって死んだとしても、別に何とも思わない。だけどハルは違うよね」
「…」
「俺もエリーと昨日話したよ。お前と繭ちゃんのこと。だから、何言われたかは大体判ってる」
そう前置きして、礼也が話し始めた。
「ハル。酷なこと言うけど、エリーは本当のことしか言わないよ」
酷薄さを感じる瞳が、遥斗を捉える。
「俺は繭ちゃんに興味はあったけど、それ以上の感情はない。手を出して彼女から精気がなくなって死んだとしても、別に何とも思わない。だけどハルは違うよね」