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少年悪魔
第3章 マーキング

「さて。じゃあ悪魔講座の開講といこうか」
遥斗が楽しげな様子で話しだした。
「早速だけど、繭。今まで昨日の黒い奴みたいなのは見たことないんだよね?」
繭は首を縦に振った。
あんなもの、見たことなんてあるわけがない。昨日が初めてだ。
「僕みたいに上級悪魔が人間に溶け込んで生活している場合を除いて、普通、ああいう下級の悪魔は人間の視界から外れるようになっているんだ。繭が見えるようになったのは、要は防衛本能ってやつなんだよね」
「防衛本能?」
繭が繰り返すと、遥斗がニヤリと笑った。
遥斗が楽しげな様子で話しだした。
「早速だけど、繭。今まで昨日の黒い奴みたいなのは見たことないんだよね?」
繭は首を縦に振った。
あんなもの、見たことなんてあるわけがない。昨日が初めてだ。
「僕みたいに上級悪魔が人間に溶け込んで生活している場合を除いて、普通、ああいう下級の悪魔は人間の視界から外れるようになっているんだ。繭が見えるようになったのは、要は防衛本能ってやつなんだよね」
「防衛本能?」
繭が繰り返すと、遥斗がニヤリと笑った。

