この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第11章 パーティの夜―帝sideー
今夜は香芝副社長宅でホームパーティ。
「私もパーティに参加するのですか?神宮寺社長」
「何か問題あるか?帝」
「私は・・・」
俺は神宮寺社長の急な誘いに戸惑った。
神宮寺家は遺産相続の財産分与で骨肉の争いをした。ボスも欲しがった神宮寺家の巨万の富の殆どが俺と同じ施設出身で社長夫人となった深幸ちゃんが手に入れるコトで決着がついた。でも、彼女は無欲の塊。財産は社長自身に委ねた。
神宮寺社長の味方となった俺。
香芝副社長の俺に対する印象は最悪だった。
「帝の事務所に杏が出入りしているだろ?」
神宮寺社長は俺と杏のコトをご存知だった。
クローゼットのミラーを覗きながらネクタイを結ぶ神宮寺社長。
「俺が何も知らないとでも思っていたか?」
「いえ」
「杏に近づいてお前は何を企んでいる?」
「何も企んでなど・・・」
神宮寺社長は振り返り、俺の鋭い目で詰った。
「杏はまだ高校生?叔父さんが大切にしている箱入り娘だ」
杏は父親の香芝副社長の過度な干渉に嫌悪感を示している。
「私もパーティに参加するのですか?神宮寺社長」
「何か問題あるか?帝」
「私は・・・」
俺は神宮寺社長の急な誘いに戸惑った。
神宮寺家は遺産相続の財産分与で骨肉の争いをした。ボスも欲しがった神宮寺家の巨万の富の殆どが俺と同じ施設出身で社長夫人となった深幸ちゃんが手に入れるコトで決着がついた。でも、彼女は無欲の塊。財産は社長自身に委ねた。
神宮寺社長の味方となった俺。
香芝副社長の俺に対する印象は最悪だった。
「帝の事務所に杏が出入りしているだろ?」
神宮寺社長は俺と杏のコトをご存知だった。
クローゼットのミラーを覗きながらネクタイを結ぶ神宮寺社長。
「俺が何も知らないとでも思っていたか?」
「いえ」
「杏に近づいてお前は何を企んでいる?」
「何も企んでなど・・・」
神宮寺社長は振り返り、俺の鋭い目で詰った。
「杏はまだ高校生?叔父さんが大切にしている箱入り娘だ」
杏は父親の香芝副社長の過度な干渉に嫌悪感を示している。