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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第15章 エリートの秘めた想い―帝side-
「忘れてはいない。あの時はああするしかなかった。杏は女子高生。お前だって弁護士として路頭に迷っていた。あの状況で二人が一緒に居ても幸せにはなれなかったと思う。そうだろ?帝」
「そうですよ」
「しかし、今なら・・・」
「・・・」
御曹司と言うのは我がままの塊。
「俺は神宮寺家の当主として家を護る義務があるんだ」
妻の深幸さんの間に双子の子供を儲けた社長。
社長の家を護ると言う意味は家族を護る・・・
そんなキモチが大半を占めている。
俺は独り身。
ずっとその先も家族を持つ気はない。
忌まわしい血を次の世代に繋ぐなんてコトはしたくない。
それが俺の結婚を拒む理由ーーー・・・
「そうですよ」
「しかし、今なら・・・」
「・・・」
御曹司と言うのは我がままの塊。
「俺は神宮寺家の当主として家を護る義務があるんだ」
妻の深幸さんの間に双子の子供を儲けた社長。
社長の家を護ると言う意味は家族を護る・・・
そんなキモチが大半を占めている。
俺は独り身。
ずっとその先も家族を持つ気はない。
忌まわしい血を次の世代に繋ぐなんてコトはしたくない。
それが俺の結婚を拒む理由ーーー・・・