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理想と偽装の向こう側
第10章 信頼と疑惑
「ちょっと、訳分かんないよ。」


でも、黎子は無駄なことは話したりしないから、何か意味があるんだろう。


「利己的の逆に『利他的』っていうんだけど『自己の成功率を損なってでも他者の成功率を高めること』と定義されてて、これらの用語は日常語の『利己的』とは異なり、行為者の意図やもくろみを表す言葉ではなくてね、行為者がどのような意図を持っていようとも、行為の結果が自己の成功率を高めるのであれば、それは『姿を変えた利己主義』と考えることができるっていう理論よ」


黎子は、この上なく嬉しそうに語ったけど…


「ゴメン!!ちっとも分からない!!要約すると?」


両手を合わせながら、お伺いをたててみた。


「まっ、しょうがない…分かるの暢くんぐらいよね」


黎子は、ハイネケンを一口飲み


「要は、基本的にはみんな『利己的』って、ことよ」

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