この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第5章 トラウマ
「ごめん、ちょっと電話してくる」


「はいっ!気になさらず!ごゆっくり!」


小田切さんは、クスっと笑って電話を掛けに店を出た。


「渡辺さん、突然ごめんなさい!」


滝島さんも、ハキハキして明るい印象を受けた。


「いえいえ!タイミング良くて凄いですね」


ちょっと、仕事の顔も新鮮だったし。


「本当~!小田切の楽しそうな所も久々に見れて良かったよ」


「ん?小田切さん会社でも、あのテンションじゃないんですか?」


滝島さんは一瞬目を大きくしたが、う~んと上目気味で言った。


「会社ではもっとなんかね…。俺は同期だから、もっと素な感じだよ」


素っ!?


「因みに滝島さん…小田切さんて…モテますよね…?」


「はは~ん!渡辺さん心配?」


「いやいやいやいや!そんな関係じゃありませんから!」


もの凄い勢いで、手を左右に振った。
そんな私に驚いた感じで


「そ、なの?アイツ簡単に女の子連れ回さないけどな…」


滝島さんの言葉にドキッとした。


「渡辺さん…アイツ元気?」


ああ…きっと滝島さんは、小田切さんの『傷』を知ってるんだろう。

/1069ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ