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理想と偽装の向こう側
第22章 約束
ポカンとしてる私の唇に、軽くキスして


「毎日…抱いてしまいそうだから…」


「あっ…」


ボムッ!!


一気に火が噴いたように、顔が熱くなる。


でも、それが理由だったなら、嬉しい…。


「いいもん!それでも構わない!」


勢いで言う私に


「寝かせないよ…メチャクチャにしちゃうかも…」


恐ろしいくらい、艶っぽい眼で見詰めながら言われた。


うっ!鼻血、出る!!


「あっ…うん!頑張るっ!」


私がガッツポーズすると、小田切さんは吹き出した。


「ぶっ!はははっ!そんなに、頑張んなくていいから!」


「で、でも…寝れないなら…」


「気を付けるよ…」


そう微笑んで目元に優しくキスをし、抱き締められた。

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