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幼馴染
第2章 高校1年・一学期 
自信満々の達也に対して
ななみは戸惑うが無言で微笑み返す。

達「約束・・・。」

な「うん、5番以内だったら、ね。」

達也の口ぶりだとかなり自信が
ありそうだ。

初デートの可能性が膨らむ。

駅に着き電車に乗る二人。

周りには同じ高校の生徒はいたが
クラスメイトはいなかった。

小声で
達「デート、どこに行く?」

な「・・・・。」

達「映画? 水族館? 遊園地?」

な「・・・・。」

取らぬ狸の皮算用。もう、勝ったも同然で
ななみに質問する達也。

少し圧倒されて沈黙する、ななみ。

そうこうしているうちに最寄駅に着く。

「美術館」

そう言って電車を降りて小走りに立ち去る
ななみであった。
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