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幼馴染
第8章 高校1年・春休み
初体験から2か月後、春休みのある水曜日
二人は都合をつけて再びデートをした。

あの日からまた、普通のクラスメイトを
演じていた二人であった。

二人の仲を詮索する者はいなくなった。

隠れたところではいるのかも知れないが
表立った行動や雰囲気、噂話はなくなった。

その分、ななみにモーションをかけてくる
男子が増えた。

しかし、ななみはそれらの誘いを体よく
断っていた。

あの日から基礎体温は
ほぼ毎日付けるようにしている。

今度こそ、中に出してもらいたい。

そうする事で階段を1つ
上るような気がしたからだ。
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