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第9章 高校２年・一学期　

な「ううん、まだ、切るって
決めた訳じゃないけど、
イメチェンも良いかなぁ～って、
ふと思っただけだけどね～」

達「そうだな。ななみの
違った魅力が発見できるかも」

な「でも、一旦切ったら
三つ編みできなくなっちゃうし～」

達「･･･俺にしか見せていない、
ななみだからな～」
心の中でそう思う達也。

三つ編みは達也専用。

暗黙の了解で二人の共通認識。

達「ななみ」

な「なに？」

達「もし、もしもだよ」

な「うん」

達「切るんだったら」

な「うん」

達「先ずはボブにして」

な「うん」

達「その髪で愛し合って、それから」

な「それから？」