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幼馴染
第1章 入学式
覚えているに決まってる。

あの頃、幼かったが
好きだと言う感情は本物だった。

しかし、幼稚園児の口約束、
その後の音信不通で真心は
いつしか風化せざるを得なかった。

達「忘れちゃったんだ~。」

そう言われても達也の言葉が
どこまで真剣な物かは分からない。

取り敢えず心のままに、ななみは答えた。

な「ううん、覚えてるよ。
でも、それって幼稚園の時の約束だよ?」

達「俺は真剣だった」

な「うん、私もあの頃は真剣だったよ」

達「じゃ~、今は?」

な「卒園式以来、会ってなくって
いきなりそういう事を言われても・・・。」
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