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第6章 ご卒業おめでとうございます

　

　がくがくとひきつる体。明滅する視界。全身の筋肉が強ばり、汗が噴き出した。

「き、つっ！」

　ユーグが片眉をしかめている。

　わたしは大きく息を吐いた。登り詰めた熱は、穏やかな疲労に代わろうとしていた。

　だが。

「また達してくれたんですね。自分、嬉しいです！　頑張ります！」

　ユーグはぐにゃぐにゃになっているわたしの体をうつ伏せにひっくり返し、再び深く打ち込んできた。

「ひゃああああ！？」

　剥き出しの神経が焼ききれる。頭が飽和する。

「駄目！　今は駄目ぇ！」

　ほんとに駄目な時は言うって言ったのに！　激しくしないでとも言ったのに！　最初の頃のおっかなびっくり、おどおどしていたユーグはどこに行ったんだ！

　後ろから腰だけを持ち上げられ、激しく貫かれる。

「ひぃいい！」