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第10章 完全復活

とにかく、千尋を店の２階にやった。

雄二が、自分の酒とつまみを持って、千尋の退屈相手にやって来た。


『ねえ…雄二さん…ネット？』

千尋は勘づいていたから、隠すより、話そうと、雄二は黙って頷いた。

『…そう…』

『今夜、延長営業はしないと、あいつ言ってたから、あいつと今後のこと話したらいいよ。』

『雄二さんは？』

『俺は居ないほうが…』

『なんで？！いつも的確なこと言うの、圭一さんじゃなくて、雄二さんでしょ！居て…お願い…』


結局、閉店後、店の２階でパソコンを開けた。



『凄いね……いつかはこんな日が来るって覚悟はしてたけど……』

『圭ちゃん…もう…あたしのこと、嫌いになったよね……』


｢バシーン！！！｣