この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
金の月銀の月
第3章 Mellowkiss
いつもの朝がやってきた。
娘の璃子のお弁当を作り、起こし、朝食を出し、見送る。
そして、夫を起こし、朝食を出し、見送る。
そして自分の朝食を食べ、家事をする…。


その日も二人を見送り、朝食を終えた。

洗濯をしようと、洗濯物を仕分けていると
夫の雅之のシャツから夫の加齢臭以外の匂いがした。
ワイシャツには、薄っすらとファンデーションがついていた。

深くため息をつき、雅之の物だけ洗濯機に入れ
洗濯物が回る様子を暫く見つめていた。


そして自分の指を見つめながら、夕べの事を思い出していた。

一真の唇のやわらかさ、舌の動きを思い出すとまた
濡れてくるのを感じてしまう。

「ああ…私、どうかしちゃったわ…」

ため息をつき
娘の汚れた靴下をゴシゴシと手洗いを始めた。


するとスマホのメールの着信音が鳴り
ちらっとをやると一真からのメールだった。

美枝子は急いで手を洗い、手を拭いて
スマホを手に取った。

『昨夜は、とても楽しかったです。また、来て下さい。待っています。』

短いメールだったが美枝子は嬉しかった。


喫茶店は朝早くから開店しており、
一真はもう、仕事をしている時間なんだと思った。
一真を想うとキュンとして、恋しくなっていた。

そして、すぐに返信をした。

『こちらこそ素敵な時間をありがとうございました。また、お邪魔させて下さいね❤︎』

本当は今からでも、一真のところに行きたい美枝子だった。



/250ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ