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隠匿シリーズ☆番外編
第6章 彼の忘れられない人は……?




 唇が離れると、どちらともなく、はぁ……と熱い息が零れる。


「素晴らしい……。キミの中はなんて心地いいんだろう」


 熱っぽい感嘆をアリエッタの身体が受け止め、燃え上がりそうに熱くなり、彼の楔に一層絡み付いてしまう。


「辛くはないか?」


「ええ、大丈夫。……だから好きに動いて」


 レオの頬に手を添える。埋まる楔に負けじと頬も熱かった。その手を取られ、指先を甘噛みされる。


「……っ」


「ったく、憎たらしいくらい可愛いな」


 やはり不服なのか賛辞なのか解らないことを言い、レオはゆるゆると腰を動かし始める。


 みっちりと怒張で埋め尽くされる蜜洞は、緩い動きであっても快感を放つ。アリエッタもレオの動きに合わせ、ゆっくりと腰が動いてしまっていた。


「あっ、あっ……」


 最初は柔襞の感触を愉しんでいたかのような動きが、徐々に激しさを増す。


 奔放に肉壁を擦ったり抉ったりする感触は、アリエッタの知る彼そのもので。クチュグチュと粘着質な音を寝室に響かせ、滴る蜜を纏った肉棒がいやらしく出入りする。


 レオは互いに向き合う体勢を味わい尽くすと、己の肉棒を引き抜き、アリエッタを裏返した。





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