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第7章 その代償は

　──その後。


　リンゼイはライラに、このことを誰にも言わないように頼み、もちろんジョシュアにも触れないようにお願いした。


　ライラはにこにこと頼みを聞いてくれたはいいが、その興味の矛先はリンゼイ一点に向けられた。


　顔を合わせるたびに物知り顔をされ、二人きりになればからかわれ。


　それが約二週間近くも続いた。


　そしてようやくリンゼイはジョシュアが抱いてきた居心地の悪さを知る。


　ジョシュアもセドリックにからかわれ、顔を合わせるのを避けたいと思うほど頭を悩ませていたのだろうことを。


　リンゼイはこのとき固く誓った。


　もう二度と迂闊なことを口走らないようにしよう、と。









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