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第6章 雨が降る金曜の夜

「もういいよ」

腰を引いて私の口中から抜く。
唾液と精液の混ざった糸がやらしくあとを引いた。

「もっと舐めたい……」
「ごめん。瑞波の中に入りたいんだ」
「きゃっ!?」

一仁さんは私を抱き上げてベッドへと運ぶと、そっとベッドに寝かせてくれた。
覆い被さると柔らかなキスを落としてくれる。

何年も挿入してないから少し怖くなる。
緊張で力み、膣口がきゅっと締まった。
一仁さんにはそんな私の心が読めるようだった。

「怖がるなよ。無茶はしないから」