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あなたの面影
第6章 雨が降る金曜の夜
「イケばいいだろ? 無理するなよ」

もはや快楽の飽和点を越えている。
これ以上イケば溢れでしてしまうんじゃないかって思ってしまうほどに。
呼吸を止めたまま、顔をブンブン横に振る。

きっと今の私は余裕のない真っ赤な顔してるに違いない。

「いいから…気にせずイケよ。大丈夫。見ててやるから」

そんな限界を見られるのが嫌なのに何言ってるのっ……この人っ……

「はぐぅううっ!! だめっ!! ッッちゃうっ!! イッちゃうううううっ!!」

もうぐちゃぐちゃな濡れ穴は歯止めが効かなかった。
意識が飛ばされそうで脚を彼の腰に絡ませ、両腕を背中に回してしがみついた。

その直後、意識が遠退くほど激しい快楽が体を貫いていた。
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