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第6章 雨が降る金曜の夜

脚にかかった熱い精液は一瞬でその熱を下げる。

快楽の拷問から解放された私は少しづつ落ち着いていった。
そして落ち着きと同時に黒い感情が立ち込める。

聡志じゃない人と……こんなことをしてしまうなんて……

無理にでも反省しようと自分を責めていた。

そうでもしないと本当に一仁さんに溺れてしまいそうだったから……

聡志を忘れてしまう。

それが一番怖かった。

心がキリッと傷んだ瞬間に髪を撫でられる。

「ごめん。中出しされるって焦った？」

私の顔色が曇ってる理由を一仁さんは勘違いをする。