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あなたの面影
第8章 一仁の愛し方
「縛られるのが嫌と言う割には随分と濡らしてるな」

ちょんっと指先で割れ口に触れられ、「あっ!!」と声が漏れてしまう。

「それはっ……さっきから身体を弄られていたから……」
「嘘つけ」

熱い吐息を孕んだ声が耳許を擽る。

「今は触ってもいないのにヒクヒク震えて溢れてきてるぞ?」
「見、ないで……」
「ほら、瑞波も目を開けて見てみるんだ」
「嫌っ……しないで……」

にゅくっと入り口付近に指が埋められた感触が襲った。
目を閉じていると神経が集中してしまい、よけいに感じてしまう。

「抜いて……」

たまらずに目を開けて背後にいる一仁さんを振り返った。

「まだ第一間接が入っただけだぞ?」

指が中で動かされ、入口を揉みほぐす。
細かな気持ちよさがふわっと溢れていく。


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