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あなたの面影
第8章 一仁の愛し方
指を鉤状に曲げた彼はちゅぽちゅぽと抜き差しを繰り返す。

「それっ……駄目っ……だめっ……やめっ……」

縛られた身体を捻ると縄が肌に食い込んだ。
興味本意でネット上で見たことがある程度の縄縛りをまさか自分がされる日が来るとは思ってもいなかった。
しかもその刺激は想像していたよりずっと快楽を与えてくれる。

こんなことで感じちゃ駄目っ……

縄の感覚さえも快楽に感じそうになって、私は唇を噛んだ。
『聡志では味わえない愛し方』の味を覚えてしまうことは何よりも罪深く感じていた。

しかしそんな私を嘲笑うように彼の鉤指は私の膣壁と導入口を刺激する。
痒いような擽ったいような快楽は子宮を甘痒く疼かせた。
ねっとりとした恥汁を指に絡めた一仁さんは、時おりその指でクリトリスを圧しながら回す。
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