この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたの面影
第8章 一仁の愛し方
「冗談じゃないですよ!! こんな痕があったらもう温泉にも行けないしっ!! そんなことより人として終わってます!!」
「大丈夫だよ。すぐに消えるから」

からかったあと、さらっと言って退けた。

「絶対でしょうね……」

涙目で赤くなった縄痕を擦り、一仁さんを睨む。

「俺を信じろよ」
「そもそもこんなことする人、信じられませんっ!!」

しかも手慣れた感じなのが怖い。
けれど彼は全く反省している様子がなかった。

「もうっ!! 本気で怒ってるんですからね!!」

私が怒りを露にすると彼の手が伸び、私の顎を優しく持ち上げる。
真剣な眼差しが私を見詰めていた。

「俺を、信じろよ……」

そしてもう一度、同じ言葉を繰り返した。

「…………なんか、狡い」

一仁さんにまんまと乗せられてる気がする。

けれど。
私は彼を信じてしまう。

小さく頷いて彼の唇に私の唇を重ねた。


/338ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ