パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 危険な罠

クラブを出た私たちは繁華街にある喫茶店に入った。
ようやく落ち着いた玲香ちゃんは取り繕ったようにシラケた風の態度に戻っていたけどもう遅い。
私はあなたの可愛らしいところをしっかり目撃させてもらったんだから。

私を呼び出したあと、あの二人組の男はレイプだとか過激なことを口走り始めたらしい。
その上危険ドラッグまで出し始め、慌てた玲香ちゃんは私の名前は出さずに兄に助けのメールを送っていた。
だからあのタイミングで一仁さんがやってこれたわけだった。
金をせびるややこしい妹がいれば私が一仁さんを諦めると思ったらしい。

「もうこんな真似するなよ。今度したら父さんと母さんに言うからな」
「も、もうしないしッ!!」

両親はよほど怖いのか玲香ちゃんの慌てっぷりは相当のものだった。
可笑しくて笑いそうになるけどそこはなんとか堪える。