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あなたの面影
第11章 『あなた』
電話を切ってからベッドに仰向けに倒れて天井を見ていた。

『頼ってくれていいんだからな』

私の力になりたいと思って言ってくれたのに……

その言葉が余計に苦しかった。
あんなに私のことを思ってくれているのに……
私は聡志のことを言えなかった。

消えてなくなってしまいたい気分だった。

そして一仁さんと話をして、私の心の中には一仁さんが溢れているということに気付かされた。

聡志に本当のことを言おう。
待ちきれなくて、他の人を愛してしまったということを。
私の問題だ。
私がきちんとけじめをつける。
それから一仁さんにも正直に伝えよう。

誰も傷つかないで終わることなんて不可能なんだ。
だとすれば私が傷つけばいい。

いつまでも揺れてしまう心にけりをつけるように両手で頬をパチンと叩く。

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