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あなたの面影
第13章 笑顔の別れ
私は全力で駆けて電車に乗り、一仁さんのマンションに向かった。

このまま会えなくなるなんて、絶対に嫌っ……

借りた鍵でオートロックを開け、一仁さんの部屋の前に到着する頃には汗で前髪は張り付いていたし、息も上がっていた。

チャイムを鳴らして警戒されたらおしまいだ。
一仁さんはドアチェーンをかける癖はなかった。
思い切って合図もなしに合鍵でドアを開けた。

「ん? 玲香か? 何の用だ?」

ドアの開く音を聞いた一仁さんは気の抜けた声をかけてきた。

その声を最後に聞いたのはそんなに前じゃないのに----

懐かしくて、涙が出そうだった。

聡志と三年ぶりに会ったときより、熱いものが込み上げてくる。

そんな想いって年月だけじゃないんだと、思い知らされた。

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