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あなたの面影
第13章 笑顔の別れ
乳首も、耳たぶも、脇腹も、恥ずかしいところも咬まれ、私は声をあげて身を捩った。

私は彼の身体中に舌を這わせて、彼の体に私の匂いをすりこむ。
足の指先まで口に含んで、舌で愛しんだ。

一仁さんは私のお尻を叩き、私は雌の証である場所を彼の脚に擦り付けて更に匂いを染み込ませる。

お互いの大切なところを舐め合う姿勢で私は一度目の絶頂を迎えた。
私が鳴こうが、懇願しようが、彼は舌を止めてくれない。

リビングダイニングで始まった絡みあいは、体を縺れさせながら動いて、いつの間にかベッドを通り過ぎてベランダに移っていた。

夜風を浴びながら私たちは裸で抱き合う。
冬の空の下なのに、火照る身体は寒さを感じなかった。

その場所で射し込んで貰いたくて、私は一仁さんを押し倒した。
避妊具をつけていないことで戸惑う彼を無視して、私は彼の肉芯を自らの中に沈めてしまう。

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