この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたの面影
第6章 雨が降る金曜の夜
この間、別れ際に教えてもらった電話番号。

私はそれをクリックしていた。

四回目のコールで応答があった。

「はい。名執です」
「あ、あのっ……田仲です。田仲、瑞波です……」
「おお。やっと電話してきたか」
「え? やっと?」

必ず電話してくるだろうと自惚れたような口調が気に入らない。
すべての女が自分になびくとでも思っているような自信たっぷりの言い回しだ。
しかし----

「待ってたんだよ、瑞波が電話くれるのを」

次のその言葉で、情けないことに私の苛立ちは消えてしまっていた。
/338ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ