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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第44章 《巻の弐―反旗―》
 それは、時橋の形見の品でもあった。時橋の死後、身の回りの遺品を片付けていた時、ひとふりの懐剣を見つけた。それは武家の女子が持つ護身用の刀であった。時橋はいつもその懐剣を懐深く忍ばせていたのだ。
 その他の品々―とはいっても、榊原の屋敷を夢五郎の手引きでひそかに脱出した時橋は殆ど何も持ち出してはいなかった―、わずかな着物や簪類などは江戸にいる時橋の三人の娘たちに送ってやった。泉水が形見として譲り受けたのは、その懐剣のみである。
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