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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第61章  《其の弐》 
 その坂井琢馬は気の毒げな面持ちで、家族の別離を見守っていた。しかし、お役目柄、弥子を連れて帰らねばならない。
「お待たせ致しまして、申し訳ございませぬ」
 弥子は琢馬に深々と頭を下げ、もう一度、良人を見た。
「それでは行って参ります」
「うむ。達者でお役目に励むが良い」
 嗣道は言葉少なに応え、頷いた。
 それでも縋り付いて離れようとはせぬ娘の小さな手をそっと外す。
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