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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第13章 《巻の参―驟雨―》
 それから数日後。
 榊原屋敷の奥向き、泉水の部屋の縁に座り、泉水は庭を見ていた。
 庭に面した障子戸はすべて開け放っている。九月に入り、江戸は日毎に秋の気配を濃くしていた。小庭のささやかな池には薄紅色の睡蓮の花が幾つも浮かんでいる。
 昼間だというのに、草原で鳴く虫の声が低くかすかに響いていた。
 時折吹き込んでくる風にも秋の気配が潜んでいる。
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