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ナツキとあの場所で
第2章 夏生の家にて
夏生の髪はほんのりシャンプーの匂いが漂う。



「夏生って急にデカくなったよな。毎日何食ったらそんな大きくなるん?」

「うるさいな~!普通に食べてるだけやって!」

「じゃあなんでそんな大きいねん、この前まで俺よりチビやったのに!」

「知らんもん~」


自分はそれほどチビでもなく、背の順も後ろから5番目くらいだけど夏生は僕よりさらに6,7cmほど高かった。

というか、女子全員デカかった。小5小6で何故か急に女子だけデカくなっていく。
これは日本中ほぼすべての男子がわかるはず。





夏生は水色のワンピースを着ていた。

隣から覗くと乳首が見えそうだ。

ただ、まだ12歳でお世辞にも胸の成長は皆無で、まな板に柑子色の珈琲豆を2粒設置して服を着せたような感じだ。
仮に脱がせたとしても多分男子と変わらないだろう。

「ジャイアンツのスカウト来るかもな(笑)」

夏生はカチンとしたようでお尻でズンッとプッシュし僕を本気で椅子から落とそうとしてきた。

ムカついたので仕返しに脇腹にコチョコチョをしてやろうと試みた。

こちょこちょこちょこちょこちょ


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