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ナツキとあの場所で
第2章 夏生の家にて
「でも・・・逆に付いてるのって・・ど、どんな感覚なん?//」
「い、今まで考えなかったけど、ココに何か付いてるってことよねぇ~」
手をグーにさせて自らの股間にひっつける夏生。


「えっ!?そ、それは・・・普通にアレにも感覚は有るよ。体の一部やし・・・」

「へぇ・・なんか凄いねしょうちゃん。私には理解不可能なことやもん・・・、付いてる感覚」

「ちょ、なんかダメ!、一旦この話やめよう・・・・。今は答えられん!」

「え~~!なんでえ??」

「変に恥ずかしいわっ!!ま、また今度教えてあげるからさっ!」
僕は椅子で180度クルッと回転し机に有る5分の4ほどの飲みかけのお茶をグビッグビッと飲み干した。


僕の方から切り出した。耐えられない。心も体もどうかしそうだった。
このまま話を続ければホントに僕は夏生に何かしてしまいそうで・・・。
まだセックスは知らなかった僕だけどある種のタブーは確かに感じ取れた。

少し落ち着く自分。




二人共この会話以降は性の疑問には踏み入らなかった




以後、帰るまでは一緒にテレビゲームやババ抜きをした。お菓子も食べた。
帰り際、玄関まで見送りに来た夏生は
「また今度話してねっ」というような表情で下手くそなウィンクしてくれた。





それが僕に向けてのものだったか
或いは、そとの夕焼けが眩しかったのかは



本人しか知らない。









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