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ナツキとあの場所で
第3章 犬を連れてすずちゃんたちと
夏生に2人残され、トコトコ歩いて行く僕とすずちゃん

「すずちゃん自由研究何するか決めた?」

「月の満ち欠けの研究やろうかなって思ってる。しょうくんは?」

「うーん。まだ決めてへんけど輪ゴムでプロペラ紙飛行機を作って何m飛ぶか調べるやつやろうかなーって」

「それ研究なの?大丈夫?」

「だ、大丈夫やん!じ、自由研究やから!自由やからっ!」

「弟らでも出来そう・・・(笑)」

「うるさいな~(笑) 木材で骨組み入れて結構デカイの作る予定やし!そういえば、弟君たち元気?」

「元気やよ。でも一番下は相変わらずやんちゃよ。」

すずちゃんは夏生とは違ってどこか落ち着きのある喋り方をする。

そんなことを話してると目の前から女の子と犬が向かってくる。
どこかでターンして戻ってきたようだ。

「何の話してたん~すずちゃん」
若干息を切らせてる夏生

「自由研究何するかの話とかかな。」

「ふ~ん、私まだ決めてないな。ピアノの音が出る仕組みの研究しよっかなぁ」
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