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乙女☆大作戦
第2章 女
「メールで、デートに誘えよ?」
「え!いきなり?」
「あの人は世間話が苦手だ。メールの往復は諦めたほうがいい」
「だねぇ」
「用件だけ突け!回りくどい言い方は無理だ!」
「だねぇ」
「向こうから誘ってくれるなんて夢も捨てろ!」
「だねぇ」
「お前、聞いてんの?」
なんか、酔って来たらしい。
山崎の言葉がポワンと聞こえる。
なんでこいつはこんなに一生懸命になってくれるんだっけ?
「キスもお前からだな」
「え~。そこまで私からぁ?」
う~ん。全部私からというシチュエーションに慣れてないな。
私にできるかな~
「時間かけても進展は難しいよ。一気に行け」
山崎はそんな事をいいながら、私の目を見ないで
さっきからずっとビールをガバガバ飲んでる。
「あんた、明日仕事でしょう~?飲みすぎ~」
そんな風に山崎をいさめる私のろれつこそ回っていない。
「酔えねぇんだよ」
「ふ~ん・・・・」
そう言った私の言葉が、その日の私の最後の記憶になった。
次の記憶はいきなり翌朝に飛んだ。
朝起きたら、山崎の部屋だった―――
「え!いきなり?」
「あの人は世間話が苦手だ。メールの往復は諦めたほうがいい」
「だねぇ」
「用件だけ突け!回りくどい言い方は無理だ!」
「だねぇ」
「向こうから誘ってくれるなんて夢も捨てろ!」
「だねぇ」
「お前、聞いてんの?」
なんか、酔って来たらしい。
山崎の言葉がポワンと聞こえる。
なんでこいつはこんなに一生懸命になってくれるんだっけ?
「キスもお前からだな」
「え~。そこまで私からぁ?」
う~ん。全部私からというシチュエーションに慣れてないな。
私にできるかな~
「時間かけても進展は難しいよ。一気に行け」
山崎はそんな事をいいながら、私の目を見ないで
さっきからずっとビールをガバガバ飲んでる。
「あんた、明日仕事でしょう~?飲みすぎ~」
そんな風に山崎をいさめる私のろれつこそ回っていない。
「酔えねぇんだよ」
「ふ~ん・・・・」
そう言った私の言葉が、その日の私の最後の記憶になった。
次の記憶はいきなり翌朝に飛んだ。
朝起きたら、山崎の部屋だった―――