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第6章 さよなら？

『……はは、サンキュ。』


昔から、ゆうひの頑張ってる姿は好きだ。サッカーやってる時の真っ直ぐな瞳が…グッとくるんだよね。ゆうひがゴールを決める瞬間、これがたまらなく気持ち良い。…思えば、あたしがスポーツを好きになったのは、ボール遊びが好きだった ゆうひの影響なのかも知れないな。
あ〜やっぱりこの目で、ゆうひの活躍を見たかったなぁ。


『今日は主力の先輩がケガで欠場してて、予定より多くピッチに立てたんだ。』

『そっか。楽しかった？』

『うん。疲れたけど面白かった。』

『ふふ。それは良かった。』


ゆうひの嬉しそうな声は、あたしまで嬉しくなる。