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第6章 さよなら？

そんな風に思ってると、しばらくしてマドカが席まで戻って来た。話、終わったのかな？


『また教科書忘れたんだって、ゆうひくん。ちょっと持ってってくるね。』


そう言ってマドカはまた廊下で待つゆうひの元へ駆けていった。


…………教科書？
そんなのいつも、あたしに借りに来てたのに。何でわざわざ、呼びに行かせてまでマドカから借りたの？？


なんだかモヤモヤする。
廊下で話す二人の様子がやけに気になる。