この作品は18歳未満閲覧禁止です
やさしいキスをして?
第6章 さよなら?
『んあぁぁ〜…気持ち悪い。胸やけしたみたい…』
ゆうひとマドカが仲良く話してた昼間の光景が頭に浮かぶ。何回打ち消しても、どうしても頭に出てくる。
やだやだやだ!なんか嫌だ!今まで一度もこんな風に思ったことないのに。二人だけで仲良さそうだったのが、すごく嫌。
そんな風に思う、あたし自身も嫌だ。大好きな友達相手に“イヤ”って感情を持つことが、嫌だ。
『はぁぁ…』
ため息が止まらない。そのまま枕に顔をうずめて、あたしは目を閉じた。