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第8章 キスの先？

お互いを抱きしめて。
服と布団の擦れる音。
激しく甘いキスの音。


耳まで恥ずかしくなっちゃいそう。聞こえる音に、すごくドキドキさせられちゃう。


『あっ…//』


耳を澄ませていると、ふいにゆうひが首すじに頭を埋めた。そこに落とされるキスが、こそばゆい。


『あさひ…首、弱いの？チュ』

『んっん…//っ！』


はあ…と漏らす息と共にツーっと舐めて。啄ばむように吸いついて、チュッと鳴らす。


あたしの体、さっきから痙攣したみたいに反応してる。…首が弱いとか強いとか、そんなの知らないよ//ゆうひのキスに、かかる息に、体が勝手に跳ねちゃうの！自分の体じゃないみたい//もぉぉ…あたし変だよ…


『そんな、トコ…やめっ、あっ//』

『…感じる？』


そんな耳元で喋らないで//…！


ゆうひは どんどんキスを落としていく。
今までの どんな時よりやさしいキスを。