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やさしいキスをして?
第8章 キスの先?


『はぁ…はっ…はぁ…』


暑くて、意識が朦朧とする。あたしが動けないでいる間、ゆうひはベッドの下からゴソゴソと何かを探った。


『ゆう、ひ…それ…?』


お菓子の箱みたいな中から何かを取り出すと、ゆうひはまたベッド下に箱を戻す。


『…ゴムつけるから//ちょっと待ってて。』


…あ//ゴムね//ふ、ふぅ〜ん?そんなお菓子みたいな包装になってるんだ?なんて、ドキドキしながら様子を伺うあたし//だけどさっきから、ゆうひは暗闇でゴムを顔に近づけて、両面をくるくるひっくり返すばっかりしている。…すぐつけないのかな?


『…何してるの?』

『///裏表があるんだよっ。もうちょっとだけ待って//』


さっきまであたしを追い立てていたゆうひは、少し焦ってる。それがいつもの ゆうひで、ちょっとホッとした。



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