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やさしいキスをして?
第8章 キスの先?


『あぁ…あさひ//』


ゆうひは暗闇なのに、あたしの涙を見つけて拭ってくれた。あぁ、そうだった…ゆうひは昔から、あたしを見破る達人だった。隠しても隠しても、ゆうひだけには見つかってしまうのが恥ずかしくて。あたしはいつからか強がりを言うようになったんだった。


『んあぁ…あ///だ、だめぇ…!』
『はぁ…よくなってきたの///?』


少しずつ、高揚していくあたしの体。やっぱりゆうひには、全部分かっちゃう。それがなんだか、悔しいの//


『んやぁ…あっあっ…//』


あたしももっと、ゆうひを分かりたい。あたしがゆうひを、独占したい。軋むベッドの音、おかしな自分の声、聞いたこともない、二人の体の音。部屋をうるさく埋め尽くす、それらはとても耳障りだけど…もう、そんなの気にかける余裕もなくて。





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