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やさしいキスをして?
第3章 女らしさ?


誰かが打ち損じたシャトルかな?今日は人も多くて、すぐに回収できなかったから。片付けの時忘れたんだろうな。そう思ってシャトルを受取り、お辞儀をして立ち去ろうとしたら、


『それシャトルって言うの?知らなかった。』
『え…』
『羽根だと思ってた。』


そう言って鷹野先輩はニコッと笑った。
…超カッコイイんですけど//

『じゃ。』

鷹野先輩はそれだけ言って、さわやかに去って行った。そのまま会話が続くわけないのは当たり前だけど。もっと話していたかったな♡なんて。


『ちょっとあさひ!今の鷹野先輩でしょ?何何?!何話してたの〜!』
『シャトル拾ってくれただけよ。』
『いや〜ん!私が受取りたかったぁ!』
『あさひずるーい!』


雨で憂鬱な一日。
だけどほんの少し、いい思いをした気分だった。



(第3章 女らしさ?)
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