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第5章 新たな恋？

『じゃあ何して遊ぶ？早く行こ♪』
『ちょ…ゆうひ待ってよ！急に走らないでって…』
『じゃあ、あさひがオニ！おーにさんこっちら♪鬼ごっこするやつ集まれ〜♪あさひがオニだぞ〜！』
『あはは！よーし、全員捕まえてやるー！』


こんなあからさまに、
彼女は彼が好きな訳で。


『あさひちゃんってさ、ゆうひくんと仲良しだよね。好きなの〜？』
『そんなわけないじゃん！ゆうひなんて好きじゃないよ！』
『え〜？本当かなぁ？』
『ホントホント！ただの仲良し！』


そう。あさひは本当に気づいていない。


『本当は好きなんでしょ？』
『好きじゃないよ！』


照れ隠しでも何でもなく、あさひは自分に、鈍感。もうそれは、何年経っても ひたすらに変わらない事実。