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第5章 新たな恋？

『へぇ〜、どこが？』
『え？』
『どこに惹かれたの？顔？性格？』

うっ……そ、それは…

『分かりません…』
『えぇ？』
『顔は確かにかっこいいよ？だけど別にタイプって訳でも…』


そうなんだ。例えばテレビの俳優みたいな。見ていて楽しいイケメンだけど、見てるだけで満足とゆーか。


『…じゃあ、優しくされたとか？』
『あ、それはある。』


職員室まで荷物を持ってついてきてくれて、最後には委員会の仕事も引き受けてくれたし。


『どうもよく分からないわね…どの辺りで胸が高鳴ったの、あさひ？もっと詳しく、具体的に言ってごらん？』


だんだんマドカの顔色が怪しくなってきた。うぅ…可愛い顔が、苛立ちに満ち始めてるよぉ！