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第17章 おまけ〈あさひ②〉

『おれさ、いま幸せだよ…』


寝起きのせいで少し低い声が


『こんな幸福な朝、この世にあるんだ…って、びっくりした。もしかして、まだ夢見てんじゃねーかって焦ったよ…』


柔らかく、鼓膜をゆする。


『なに…そんなにお腹すいてた？幸せって、味噌汁くらいで大袈裟な…//』

『…あのさ。おれなりに色々とビジョンがあったんだけど…もう今だと思うから、このまま言っていい？おれの一生のお願い、今ここで聞いてくれる？』


いつになく突拍子もないことを言ってくるゆうひは、少し声が震えてた。
まだ寝ボケてる…？