この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
やさしいキスをして?
第18章 おまけ〈ゆうひ②〉


『おい、あさひっ!』

『…あれ、ゆうひじゃん。』


ドアの所から呼ぶと、のん気に手を振ってくる。そうじゃねー、コッチコッチと手招きをしたら、もれなく周りの男子から睨まれた。


『何、どうかしたの?』

『…別に。』

『は?何それ、わざわざ呼びつけておいて?』

『…フン。』

『……?どうしたのよ。アンタ、珍しく機嫌悪いの?』


心配そうに見上げてくる視線に、ちょい癒される。でもなぁ…このイライラの原因を伝えたところで…


『う〜わ…ブッサ!何なのその仏頂面?』

『…………』


男のデリケートな心情を、あさひが汲み取ってくれるとは思えねぇもん。せめてさ…もうちょっと位、おれの彼女だって意識を持ってくれたらいいのに!鈍感はさておき、無防備は困るよ…


『……昼メシ』

『ん?』

『今日の昼メシ、一緒ん食お。』

『いいわよ、じゃあマドカと三人で…』

『二人で!』

『はあ?』

『今日は二人で食いたい。んじゃ、後で迎えに来るからな!』


言うだけ言って、逃げてきてしまった。



/940ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ