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11月の雨
第4章 亜矢華
もしも永遠や 望みを感じたら
信じることができるだろう

もしも信じることができるなら
この身をいたわる気持ちも芽生えるだろう


夜空から落ちる 雨

水滴を弾く音が わたしを濡らす
快楽や 肌の温もりや
そういった諸々と等しく わたしを潤す


もしも真実の愛情が在るなら
この世界を遍(あまね)く 愛せるだろう

わたしに触れるすべてを
わたし自身も すべて 愛せるだろう


愛せるだろう
路傍に横たわる この人のことも

傘をどうぞ

この傘は労(いた)わりではありません

永遠でもないし 望みでもないし
愛情でもありません。

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