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第5章 逡巡する旦那様

昨日からみーなの様子がおかしい。


みーなは基本良く喋る女性だった。

気を許した相手に対してくるくると変わる表情と明るい笑顔が彼女の持ち味で。

いつもならこちらから何も聞かなくても
みーなの方から今日はスーパーの特売で牛肉がお得だったんだよとか
隣のおばさんから御裾分けを頂いちゃったんだとか。

そんな風に他愛のない事を俺に対して楽しそうに話してくれる。そんなみーなの光景は俺にとっては
当たり前というか、すでに日常の一部分となっていた。