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コスプレ★ラブ
第3章 浴衣えっち


「…ヒロ君、何か聞こえなかった~?」




外はミンミン蝉が鳴いているような暑い日。





俺は、幼馴染みの綾野ツキと勉強会を開いていた。



といっても、ツキが勝手にやって来て参考書を開け出しただけだ。







「んー。今日花火大会だから試し打ちでもしてんじゃね?」







俺は適当に近くにあった単行本を手にとり、読みながら軽く話を流した。









すると、ツキはいきなり黙りこんだ。








……………え、どうした?





思わず単行本から顔をあげてツキをみた。






「…げ、」





そして、またしても思わず心の声が口から出てしまった。
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