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顧みすれば~真の愛~
第8章 鷹取支配人
須藤はとても優しいsexをする男だった

ゆっくりねっとりとキスをする

オモチャだと思えば耐えられたことが
この男の愛撫で胸苦しさを感じはじめた

「そんなに優しく抱かないで」

こらえきれずに呟いてしまう。

「なぜ?
 女は優しく抱かれる方が好きだろう」

耳に舌を這わせながら優しく囁く

「愛している男に抱かれるならね。


 そうじゃなければ優しさなんて酷なだけよ。

 自分が惨めになるわ

 どうせ遊ばれるなら
 オモチャとして乱暴にやられる方がマシ」


須藤は愛撫の手を止めて上から見つめた

「優しく抱かれるのは怖いか?」


「...ええ。

 悲しくなるから、やめて」


それでも須藤は優しく愛撫を続けた。

私の目から涙がこぼれる。

なんで私はこんなことをしているんだろう。

嫌なら断ればいい。人は簡単にそう言う。

でも、私の過去の傷がそれを容易に拒ませてはくれない。


心の傷がバリバリと音をたてて広がる。


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