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第10章 先生をたずねて三千里!?

千夜子が不特定多数の男に嬲られるところを見たい気持ちはあるが、誘拐や監禁など行為がエスカレートして危険な目に遭わないとも限らない。

アドレスも変更させなければと千夜子が見ている携帯画面を覗き込むと、
(ゆ、有作!?)
送信者のリストに息子の名前があった。

(くそッ…こいつは善後策を練らねぇとな)

戸泥は強盗レイプごっこを諦めた。

そして勝手にメールの返信をさせないように、あくまでも泥棒として千夜子から携帯を奪って縛り上げ、暴漢の襲撃に備えて部屋に閉じ込めると警報器をセットして人吉家を後にした。